市議会傍聴ガイド


目次
市議会を傍聴してきた!  2003.10.02  
まずは日程を調べましょう  2004.01.13  2005.12.19 改訂
つぎは本会議の大まかな流れをおさえましょう  2005.12.17  2006.03.22 改訂
議案を調べましょう  2006.01.08 New!  
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 9月12、18、26日と市議会の本会議を傍聴してきました。もちろん、初めてのことです。いやぁ、しかしすごいですな。「会議は踊る、されど進まず」とはよく申しますが、市議会は踊り方さえ忘れたかのように、手順よろしくどんどん先へと進んでしまうのです。それはそれは、儀式のようでした。

 で、この儀式を三日間に渡ってじっと眺めていたわけですから、つまるのつまらないのって、あ〜た、私、途中で死んでしまうんじゃないかと思いました。(^_^;

 したがいまして「本会議の傍聴」などというものは、人様にこれっぽっちも勧められたもんじゃあないのですが、議会制民主主義の摩訶不思議さを体得するためには必要な試練(?)なのではないかと思い、「一度は傍聴あれ」とお勧めするしだいです。

 そしてあなたは気づくはず。議会を一つの意思決定システムととらえた場合、それはとてつもなく「前時代的なもの」であり、それでもなおそれを使い続けようとするならば「改善点は山ほどある」ということに。

 それでは、ごあんな〜い。

まずは日程を調べましょう! ▲目次 ▲TOPメニュー

 「ひどくつまらない市議会傍聴」ではありますが、現場を見ないことには問題点も見えてこないわけでして、なかば市民の義務と思って傍聴に挑戦してみましょう。実行にあたってのモットーは「なるべく効率よく、なるべく楽しく」です。

 さて、「議会の傍聴」といっても、日程がわからないことには行動の起こしようがありませんから、まずは日程を調べましょう。本会議の日程は横浜市の下記のホームページで調べることができます。

横浜市会:本会議・委員会の日程
http://www.city.yokohama.jp/me/sikai/nittei.html

 委員会と本会議の日程がいっしょになっていますが、直接傍聴が認められているのは本会議だけですから「本会議」の日程を調べてください。

つぎは本会議の大まかな流れをおさえましょう ▲目次 ▲TOPメニュー

 さて、日程がわかったら、次は本会議の大まかな流れをおさえましょう。

 平成17年の第4回市会定例会の日程表を例に説明します。どの回も大まかな流れは同じ(ピンク太字部分)ですから、参考にしてください。

月日(曜日)
開会時刻
会議日程
12月 6日(火)

午前10時

市会運営委員会

12月 7日(水) 午前 9時15分 市会運営委員会
午前10時 本会議(第1日目)
決算議決、議案上程・質疑・付託
12月 8日(木)   (本会議 予備日)
12月13日(火) 午前 9時15分 市会運営委員会
午前10時 本会議(第2日目)
追加議案上程・質疑・付託、一般質問
12月14日(水)
  (本会議 予備日)
12月15日(木) 午前10時 都市経営総務財政委員会(議案等審査)
環境創造資源循環委員会(議案等審査)
水道交通委員会(議案等審査)
12月16日(金) 午前10時 市民教育委員会(議案等審査)
福祉衛生病院経営委員会(議案等審査)
経済港湾委員会(議案等審査)
まちづくり調整都市整備委員会(議案等審査)
12月19日(月) 午前10時 都市経営総務財政委員会(議案等審査)
福祉衛生病院経営委員会(議案等審査)
道路消防委員会(議案等審査)
まちづくり調整都市整備委員会(議案等審査)
12月20日(火) 午前10時 都市経営総務財政委員会(議案等審査)
午後 1時30分 道路消防委員会(議案等審査)
午後 2時 経済港湾委員会(議案等審査)
12月22日(木) 午後 1時15分 市会運営委員会
午後 2時 本会議(第3日目)
討論、当初議案・追加議案議決

 わかりやすくまとめると、

   本会議(第1日目)議案上程・質疑・付託
   本会議(第2日目)一般質問
   本会議(第3日目)討論、議案議決

となります。でも、専門用語が多すぎて何がなんだかわかりませんよね? では、小学生にもわかるように説明します。

本会議 第1日目

議案上程

議案とは学級会でいうところの議題のことです。今回の議会で何について話し合うかをここで説明します。

  質疑 議題について、議員が大まかな質問をし、市(行政)がその質問に答えます。
  付託

議題についての細かな話し合いは、いくつかに分けられた委員会で行います。(上記表のブルーの部分。)

どの議題をどの委員会で話し合うかを決め、「では、しっかり話し合ってくださいね。よろしくお願いしますよ。」とたのむことを議案の付託といいますが、議案の付託が省略されることもあります。

本会議 第2日目 一般質問 横浜市のお仕事について議員が質問し、市(行政)がその質問に答えます。横浜市のお仕事に関することなら、なんでも聞いていいことになっているため「一般質問」といいます。しかし、議案とは直接関係がないため「可決」(賛成)「否決」(反対)ということにはならないことに注意しましょう。
本会議 第3日目 討論

各委員会で話し合われていた議案がもう一度本会議に戻ってきます。ここで、各会派(党)が議案についてなぜ「賛成」するのか、なぜ「反対」するのか意見を表明することを討論といいます。

討論の目的は、単に賛否の意見を明らかにするだけでなく、まだ賛否を決定していない議員に対し、自己の意見に賛同させるとともに、意見の異なる議員を自己の意見に同調させることにその意義があります。(人の意見を聞いていたら、自分の意見より「そっちの方がいいな。」と思えてくることってありますよね?)

このように、人の意見を聞いて誰かが変わるということが「討論」においては大事なのですが、残念ながら現在の横浜市議会では単に意見の表明に終わってしまっています。

  議案議決

学級会でいえば「賛成」や「反対」に手を上げる場面です。いよいよ最後の段階ということですね。議案に賛成する議員が半分より多ければ「可決」半分より少なければ「否決」となります。

ただし、予算案・条例案・意見書などは「可決・否決」と表現しますが、人事案件は「同意・不同意」、専決処分は「承認・不承認」、請願は「採択・不採択」と表現します。

 専門用語が多いためにとっつきにくい議会ですが、な〜に、小・中学生の頃に戻って学級会や生徒会を思い出し、重ね合わせて考えてみると案外わかってくるものです。そして、それが議会制民主主義の摩訶不思議さを解く鍵になったりもします。

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 議題のない学級会など開いたところで意味がありませんよね? また、議案のよくわからない会社の会議に参加したところで「よい質問」や「よい意見」など発言できるわけもありませんよね?

 議会も同じです。傍聴するのならましてをや、「議員が今何について質問しているのか」「何について賛成の意、反対の意を表明しているのか」がわからなければ、(それでなくともおもしろくない)議会がさらにおもしろくないものになってしまいます。ですから、傍聴しに行くのなら事前に議案について調べておくことをお勧めします。

 議案は横浜市の下記のホームページで調べられます。

横浜市会:議案及び審議結果
http://www.city.yokohama.jp/me/sikai/gian0.html

 えっ、調べたけれど内容がよく理解できないですって? 私も最初はそうでした。でも、自分に興味のある議案から 自主学習→傍聴(または会議録) を繰り返していると少しずつわかってくるから不思議です。

 さらに、大きな声で言ってはいけないこと (^o^) を大きな声で言ってしまいますと、よくわからないのは議員も同じみたいです。だってねぇ、質問する前にちゃんと職員から説明(レクチャー/ヒアリング)を受けているんですから。

 議案を自分で調べ、なんの説明もなしに長時間の傍聴にのぞまなければならない市民の方がつらいです。しかし、がんばりましょう。



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