|
(以前ほどではないにせよ)「三位一体の税制改革」という言葉をマスコミ等で目、耳にすることがよくありますが、この言い方に違和感を覚えた方はいらっしゃいませんでしょうか?
広辞苑第四版によると「三位一体」とは、
| 1. |
(the Trinity)キリスト教で、創造主としての父なる神と、贖罪者キリストとして世に現れた子なる神と、信仰経験に顕示された聖霊なる神とが、唯一なる神の三つの位格(ペルソナ)として現れるとする説。この三者に上下の差別はない。 |
| 2. |
三つの要素が互いに結びついていて、本質においては一つであること。三者
が協力して一体になること。 |
とキリスト教での「神様」の定義であり、かつ大変哲学的な意味合いをもつ言葉です。では、この「三位一体」という言葉を冠した税制改革の中身を今度は政府に説明してもらいましょう。
1.国庫補助負担金の改革
2.国から地方への税源移譲
3.地方交付税の改革
う〜む、どうもよくわかりません。この3つが一体となったところで、国民を救ってくれそうにはありませんし、そもそも生き物ではありませんから3つが互いに協力しあうなんてことも無理です。つまり、「税制改革」という言葉に「三位一体」なんていう言葉を冠してしまったことが間違いなわけですね。まぁ、絶対的なイメージが欲しかったのでしょう。
だいたい税金というものも勝手にやったり取ったりしているわけではありません。個々の法律によって詳細が決められています。(それとも政府自体にぶんどっているという感覚があるのかしらん? そしてそれは法整備がなされてないから?)では、その法律を作っているところはどこでしょう? そう、国会ですよね。ですから、三位一体という言葉をどうしても使いたければ、それは
総理大臣(内閣・行政)+ 議員(国会)+ 国民 「三位一体」での立法化
ということになり、そうでなければ、そもそも議会制民主主義が成り立ちません。さらに言うならば、立法化とは明文化ですから、言葉は正確に大切に扱っていただきたいものです。
しかし、こう考えると国会に議員を送り出している地方議会の政党の役割って何なのでしょうね。
| 「税制改革」という言葉に「三位一体」なんていう言葉を冠してしまったことが間違い |
あぶなくお金が神様にされてしまうところでした。お金は大事だし必要だし、いっぱい欲しい (^_^;
けれど、神様としてしまうのはヤダな。 |
|