偏向報道と偏向人事
何を今さらと言われそうだが、特定秘密保護法の適正な運用について話し合う情報保全諮問会議の座長があの88歳にして読売新聞グループ本社代表取締役会長・主筆の渡辺恒雄氏と知って、愕然としている。なぜに一人だけメディアの代表が、しかも座長に収まっているのかと……。
で、このナベツネさん、第1回諮問会議において、次のような“オレ様発言”をしている。
「特定秘密保護法については、読売新聞の社説でも、多少の条件は付けるが、賛成である。」
あれっ? 情報保全諮問会議というのは政府ではなく、読売新聞グループ傘下にあるのでしたっけ? と錯覚しそうな発言。いえいえ、たとえこれが読売新聞本社の会議であったとしても問題ありでしょ。彼がワンマンといわれる理由がわかった。
朝日新聞はよく“偏向報道”と揶揄されるけれど、これだけ偏向発言する人が政府の諮問会議にいるのだもの、バランスを取るためにも“何をこれしき”と頑張ってもらいたい。
そしてやっぱり「情報公開」は大切なのだ(^_^)
【参照データ】
情報保全諮問会議
http://www.cas.go.jp/jp/seisaku/jyouhouhozen/
情報保全諮問会議構成員
http://www.cas.go.jp/jp/seisaku/jyouhouhozen/pdf/kousei.pdf
第1回情報保全諮問会議議事要旨
http://www.cas.go.jp/jp/seisaku/jyouhouhozen/dai1/gijiyousi.pdf